平成27年12月6日、つるぎ町貞光の織本屋にて、「世界農業遺産ワークショップ『地域の人びとと創る農の営み』」が開催されました。

 
エチオピア南部で培われてきた「農」をめぐる叡智や文化に関する研究を30年以上行なってきた重田眞義教授(京都大学)をお招きし、エチオピアの人々が「エンセーテ」と呼ばれる在来植物を守り育ててきた取り組み事例をご紹介いただきました。

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また、内藤直樹准教授(徳島大学)からは、にし阿波の在来農業「徳島・剣山の傾斜地農耕システム」や在来品種の維持と活用について説明があり、「これをどう活かすかは、この地域に暮らす皆さん次第」という課題提起もなされました。

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【主催】
徳島大学、京都大学、徳島剣山世界農業遺産推進協議会
 
【講師】
重田 眞義 氏(京都大学アフリカ地域研究資料センター/大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・教授)
内藤 直樹 氏(徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部・准教授)
 
【プログラム】
10:30-10:40 趣旨説明(内藤准教授)
10:40-11:10 エチオピアのエンセーテをめぐる智恵と創造の現場から(重田教授)
11:10-11:40 にし阿波の傾斜地農業をめぐる智恵と創造の現場から(内藤准教授)
11:40-12:00 質疑応答・意見交換