母から受け継ぐ農業

北塚 さかえさん・三木 明美さん(つるぎ町)

つるぎ町貞光の山間部にある小さな集落、三木枋(みきどち)。
北塚さかえさんは両親が高齢になったため、2017年頃から実家の畑を手伝うようになりました。
子どもの頃は葉タバコを作っていたので、その手伝いをしたことはあったものの、ほとんど農業の経験はなかったと言います。

5月にはハダカムギの収穫を母親の明美さんと一緒に行い、その麦をはったい粉に加工して販売しています。
はったい粉は、ハダカムギを窯に入れて少し焦げ目がつくぐらい乾煎りし、粉にします。
袋詰めにしたはったい粉は、地元の道の駅で売られていて人気の商品です。

ハダカムギの収穫

ハダカムギを煎って、はったい粉を作ります。

秋には蕎麦を刈り、冬に脱穀の作業を行います。

そばの脱穀

他にも、母親の明美さんに教わりながら、年間を通していろんな野菜や梅干しなどの加工品も作っています。
最近ではインターネットでの販売もしており、全国のお客さんから寄せられる感想も楽しみなんだそうです。